指導方針
根木内剣友会では「明るく楽しい剣道」を活動のモットーにしています。
子ども自身が自分の意思で考え行動できる環境を用意してあげることで、それができるようになっていくと考えます。初めての稽古では、将来幅広く社会で活躍できるように、⁽まず「挨拶」と「返事」を教えます。
剣道場に入る時は、「こんばんは!よろしくお願いします!」と大きな声で一礼するところからです。元気な声を出して、ものをはっきり言えるようになってもらいたいからです。
その次に「礼」の仕方を教えます。そして「明るく楽しい剣道」をするためのもう一つの取り組みとして根木内剣友会では、自分の考えを話す機会を作ってあげるようにしています。自分で「考えて 」主体的に行動できるようになってもらうためです。
根木内剣友会の稽古で先生に心がけてもらっていることは、良くできたらためらわず「褒める」ということです。もちろん厳しい指導はします。しかし、「褒める」ことで、やりがいと我慢のできる子供になっていくからです。
次に稽古の特徴ですが、「剣道の基本」を忘れないため、足運び、素振り、前進面など基本動作の稽古を土日には欠かしません。剣道の動作は基本を身体で覚えることが何よりも大切だからです。初心者はマンツーマンの指導から始めます。その後、早い段階でみんなと一緒にやってもらいます。できるだけ子どもたちと大人の稽古は分けずにOJTの形で稽古をするようにしています。
そして、子どもたちには試合の勝ち負けより大切なこととして、礼儀と相手に対する思いやりの心をもってほしいので、先生は子ども目線で触れ合い、分かり合える関係をつくっていけるように心がけています。
大人の会員も同じく「基本」を重視した稽古をしっかり行い、子どもたちを相手にする時は「明るく楽しい稽古」に、大人同士の稽古では「技と心の修練」と「剣道の理念の追求」に取り組んでいます。
根木内剣友会がめざす空気感
会員の中には子どもとその保護者が一緒に剣道を始めた親子もいます。家族的な雰囲気も大事にしながら、みんな毎回いい汗をかいています。
根木内剣友会ではいつも一体感を大事にしており、始まりの礼から終わりの礼までできるだけみんなが一つのことに集中できるようにしています。例えば稽古のはじまりにはひとりひとりにこれから行う今日の稽古の目標を聞き、稽古のおわりには結果と反省を聞きます。そして先生ひとりひとりのお話をして、子ども全員の話も聞くようにしています。これによって子どもたちの成長がよりはっきりと表れてきます。
また、当会のいいところは、先生どうしが同じ方向を向いて理解し合えているというところです。子どもたちが素直に従って来れる環境といえます。
苦しい稽古の後の充実感、そして晴れ舞台となる大会での輝かしい成果、子供たちが目標に向かっていきいきと挑戦できるように先生方がしっかり子どもたちを後押しします。子どもだけでなく大人も豊かな心をもって実のある人生を送ることができるように活動を続けていきます。